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一般的に自動車保険を利用して車の修理を依頼する状況というのは、一人の方が頻繁に経験するようなことではありません。そのため、自動車保険を使っての修理に関して十分な知識を持っている方というのは非常に少ないです。
正しい知識が十分にないとせっかく継続して自動車保険を払っているのに「いざというときに損をしてしまう」という結果になってしまうかもしれません。

そこで、このページでは、自動車保険を利用するにあたって知っておくべきことをわかりやすく解説したいと思います。車の修理に自動車保険の利用を考えている方は是非これを見て参考にしてください。

1. 保険会社はできるだけお金を払いたくない!

以前話題になった、保険会社の保険金額未払い問題で多くの大手保険会社が摘発されました。
保証すべき金額を払わないということは完全な契約違反だと言えると思いますが、保険会社が行っている「保険金額の負担をできるだけ抑える」取り組みはそれだけではありません。

その代表的なものが「アジャスター」という存在です。アジャスターとは、事故の損害状況を調査して損害額を算出する保険会社の査定士のことです。保険での修理の場合、事故状況や損害額に応じて、このアジャスターが工場に「立ち入り調査」を行います。車の損害額を適正に算出するためです。
しかし私たち修理会社にとっては、「適正な損害を見極める」というよりも「修理工場にできるだけ安く修理をさせる」という意味合いが強く感じられます。例えば、「ここは交換よりも板金で」「もう少し工賃を安く」など、修理費を少しでも安くしようと様々な要求が出てきます。
しかし「車をキチンと元通りに復元する」のが私たちの役目です。損害に見合った修理金額を請求することは私たちの板金塗装修理工場の重要な仕事でもあるのです。

2. 指定工場特約と保険会社指定工場のメリットとデメリット

数多くの保険会社から様々な保険商品が販売されていますが、最近増えつつあるのが、「指定工場特約」です。
これはどんなものかというと、修理の際に保険会社が指定した工場に入庫することを義務づけることで保険料金が安くなるというものです。
車のオーナー様からすれば保険料金が多少なりとも安くなるので、その部分はメリットとなるはずですが、果たして良いことばっかりでしょうか?
指定工場特約のメリットとデメリットについて解説いたします。

メリット
毎年(毎月)の保険料を節約できます。また指定工場になるには、ある程度の設備とサービス環境が必要となります。「あきらかな不良工場」に行き当たる心配はありません。

デメリット
指定工場は「保険会社から仕事をもらっている立場」になります。よって、修理内容や金額はある程度、保険会社が左右することができます。
例えば、「交換すべき部品を板金する」「新品で交換すべき部品をリサイクル部品で」なんてことは十分に考えられます。もちろん、保険金額を安く抑えられているので、付随サービスも難しくなるでしょう。
つまり、指定工場特約は、エンドユーザーが保険サービスを利用する際に保険会社側の負担を少なくするための特約なのです。それによってエンドユーザーの保険料は多少下がりますが、しかし、いざというときに十分なサービスが受けられないのであれば何のための保険なのかわかりませんよね?
また、結構いらっしゃるのが、特約をつけていないのにもかかわらず保険会社の言われるがままに指定工場に入庫してしまうお客様。これには何のメリットもありません。

3. 保険会社はスムーズにことを進めたい

修理費用に関わらず、保険を使う際には様々な知識が必要になります。
保険が適用されるかどうかの判断はもちろん、対物事故に関しては過失割合で運転者どうしがもめるようなケースもよくあります。このような場合、当然ですが保険会社としてはできるだけスムーズに事態を運ぼうとします。
そんなときに標的になるのが、「保険や事故に関しての知識の薄い人」や「自己主張のできない人」です。
私たちが見てきたお客様の中には明らかに不当な条件で示談をしている方もいらっしゃいます。
事故の内容にもよりますが、ご自身の見解をしっかり伝え、正当な保証を受ける権利は、全ての任意保険加入者の方が持っているのですから、「ごねる」のではなく「しっかり主張する」ことが重要なのです。

4. 損害に見合った修理費用を請求することは当然の権利

私たちは決して安くはない保険料を支払っています。いざというときに正当な修理費用を請求することは加入者の持つ当然の権利です。私たちはそんな皆様を、事故内容に関するアドバイスから実際の修理や金額交渉に至るまで、バックアップいたします。「保険料は上がったけど、車が以前よりもきれいになって良かった。」そう思っていただけるお客様を一人でも多くしたいと考えております。